今回は、なぜ筋肉が過緊張を起こすのか(いわゆるコリ・張り感の状態)についてご紹介していきます。
筋肉が過緊張を起こす原因となるのは、主にストレスのかかる状況下におかれていることです。
ストレスにも種類がありますが、基本的に多いのは
①猫背をはじめとした不良姿勢の状態での筋肉への過剰な伸張刺激が加わること
②対人関係をはじめとした精神的ストレスでの交感神経の過緊張からくる局所的な筋肉の持続的な収縮
これらの過程を経て主に首から肩にかけての筋肉にコリや張り感を自覚します。
①と②で対処方法は変わってきますが、
①の場合は、筋肉自体の圧を緩める事や、不良姿勢になる要素(前庭覚、視覚、体性感覚)に対してアプローチすることが大切となります。
上記要素に対して、アプローチしていくことで適切な骨格アライメント(骨の位置関係)になりやすいです。また動作中の姿勢等も改善していける可能性があります。
②の場合は、ストレスに対しての抵抗力を上げることが大切になります。主に自律神経の副交感神経の働きを亢進させることが大切になります。
先ほどは交感神経の働きが亢進することは、悪いことにつながるような記述の仕方になりましたが、実は交感神経と副交感神経は役割が異なるだけで、両方とも働きが活発になることは良い状態です。
①②両方ともにアプローチできる方法として鍼刺激や押圧刺激があります。(その他にも様々な感覚や神経を利用した方法は存在しますがこれらはその一例です。)
ご自身のケアとして出来ることで最も効率的な方法は”運動”です。運動は必ずしんどい種目である必要はありませんので、筋トレやランニング・ウォーキングなどで続けやすそうな強度から始めてみて下さい。
身体にお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください!