今回は肩関節の痛みの中で、腱板損傷についてご紹介していきます。
まず、肩関節の筋肉の中でも、肩甲骨から上腕骨に向かう筋肉は5つ存在しています。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、大円筋です。
このうち頭から4つが回旋筋腱板と呼ばれており、肩関節の安定化に大きな役割を担っています。
そして、それらが損傷し痛みが出る状態が腱板損傷(断裂すれば腱板断裂)となります。
では、損傷する原因にはどのような要素があるのでしょうか。
原因は大きく二つあり、一つ目は”使い過ぎ”で二つ目は”加齢による筋力の低下”です。
自分では気が付かないうちに上記の筋肉に負担が掛かっており、ある日いつも通り肩関節を動かした際に痛みが走ります。
治療法としては、肩関節を通る経絡(手の陽明大腸経、手の太陽小腸経)の経穴を使った治療や、回旋筋腱板の筋腹部分の硬結への刺鍼、安静にしたのちにトレーニングが有効となります
似たような症状などで気になった方は当院までご相談ください。